休日の夜、何か映画でも観ようと動画サブスクを開いたものの、無限に続く作品リストを前にひたすらスクロールし続け、結局何も観ずに寝てしまった……なんて経験はありませんか?
現代の動画サブスクあるあるとも言えるこの現象を、ノスタルジーと共に解決してくれるウェブサイトが話題です。
それが『Binge Buster(ビンジ・バスター)』(https://bingebuster.net/)です。
『Binge Buster』とは?
一言で言うと、今自分が観られる映画を、昔懐かしいビデオレンタルショップの店内を歩き回るような感覚で探せる3Dウェブ体験サービスです。
ビデオ屋さんの棚をブラウザ上でバーチャルに再現しています。ユーザーは3D空間の棚に並んだパッケージを眺めながら、今夜の一本を選ぶことができるのです。
サイトの片隅には「非公式のファンプロジェクトです」と書かれています。企業が作ったサービスではなく、個人が趣味で作り上げたもののようです。だからこそ、余計な広告や煽り文句がなく、棚の作り込みそのものに愛情がにじんでいます。
ここがすごい!Binge Buster
1. 自分が契約しているサブスクだけで絞り込める
ただ昔のビデオ屋を再現しただけのサイトではありません。
最初に自分が現在契約しているストリーミングサービスを選択すると、棚に並ぶVHSやDVDのパッケージがあなたが今すぐ観られる作品だけに最適化されます。見つけてテンションが上がったのに追加課金が必要だった…とガッカリする心配がありません。
2. パッケージを手に取るワクワク感
ストリーミングサービスの無機質なサムネイルの羅列とは違い、ジャンルごとに分けられた棚からバーチャルな箱(Box Art)を探す体験ができます。
気になったパッケージをクリックして裏面のあらすじを読んだり、その場で予告編を再生したりすることも可能。まさにビデオ屋でパッケージを裏返して吟味していたあの頃の感覚です。
3. ビデオ屋名物「スタッフのおすすめ」も完備
レンタルビデオショップに必ずあった「 スタッフのイチオシ(Staff Picks)コーナーのようなキュレーションも用意されています。
アルゴリズムによって最適化されすぎたおすすめから抜け出し、予期せぬ名作との偶然の出会いを楽しめます。
なぜ今、この不便さが心地よいのか?
便利になりすぎた現代、私たちはリモコンのボタン一つで何千本もの映画にアクセスできるようになりました。しかし、その代償として一本の映画を選ぶ楽しみが失われてしまったように感じます。
昔のレンタルビデオ店は、もっと乱暴でした。目当ての棚に向かう途中、パッケージのデザインだけで目に留まった一本。店員の手書きポップに背中を押された一本。隣の棚に間違って置かれていた一本。そこには、自分の好みとは無関係な出会いがあったのです。
週末にわざわざビデオ屋へ足を運び、棚の端から端まで背表紙を眺め、パッケージの煽り文句を読み込んで「今夜はこの一本にしよう!」と決断したあのワクワク感。
『Binge Buster』は、現代の利便性と、過去の豊かな体験を見事に融合させた素晴らしいアイデアですね。
※Bingebuster(bingebuster.net)は非公式のファンプロジェクトです。カバーアートや商標の権利は、それぞれの権利者に帰属します。

